ピグマリオンの幼児教育方式
ピグマリオン方式について
ピグマリオンは、一人ひとりの子どもが、《笑顔があふれて、感性豊かで、思いやりが深く、知性に富み、思考力と創造力が身についた、自立した心優しい素敵な人間≫に育つのを、心より願っています。 そのような人間が一人でも多く育つことに、できる限りの力をつくしたいと考えています。 それが、人類の幸せにつながる唯一の方法だと考えているからです。
(1)〔指先能力〕の育成=自立心育ての基礎
1.指先の能力は、サル以上の哺乳類しか持っことのできない特殊な能筆力で、欧米では第六感覚といわれる重要な能力であり、知能の発達にも 深くかかわっています。
第2の脳とも呼ばれています。
2.〔指先能力〕の発達していない幼児は、親からの精神的独立をはかりがたく、依頼心の強い自己中心的な、それ故、学ぶ力が欠けた、騒がしく粗野な人間に育ちます。
指先能力の親からの自立が、精神的自立につながり、知能の自立(自分で考えることの自立)の前提となります。
この能力の遅れは、観る力・言語能力等に欠陥をもたらします。
3.簡単な指先の調整能力の育成、つまり、差し込む・はめこむ・ねじる・おしこむ・引っ張る・たたく・つまむ・はさむなどを行う教具や、箸使い・ひも通し・ひも結び・折り紙・ぬりえ・切り絵・絵かき歌・運筆練習・工作・迷路遊びなど、たくさんの指先能力と他の能力を同時に育成する教材・教具を用意しています。
〈2)〔観る力〕の育成=静かな精神・全体注意力を育てる
1.〈視る力の育成〉により、〔学ぶ力〕すなわち、学べる精神的状態(落ち着いた精神状態)、凝視力、注意力、何も考えない・頭を空虚にした状態をっくりだすことができます。
2.他の能力が向上するにつれて、みる力は、見る力(肉眼でみる)⇒視る力(じっとみる)⇒看る力(手で感じながらみる)⇒察る(心で感じて察する)⇒観る力(心でみる)へと、発展深化されていきます。
つまり、創造力や知恵を生み出す基礎的能力が獲得されるのです。
3.〔図形あそび〕で、空間・図形把握能力から、合成・分解能力、全体注意力、思考力、創造力などの基本知力を養います。
4.〔知力育成プリント〕で、方向知覚、図形の合成分解、点描写、記憶力・その他の知識・教養などを育成します。
5.〔観る力〕は、頭の切れ味や思考力・創造力に深く関係する能力で、観る力の育成方法を確立したことによって、ピグマリオンのはとんどの生徒が、驚異的な能力を持っことができるようになったのです。
ただし、知識中心の教育を受けてきた幼児に、観る力をつけるには、時間がかかります。
時間がかかりますが、観る力を育成していけば、頑の切れや思考力・創造力を生みだしていけます。
(3)〔数論理能力〕の育成=思考力・創造力・問題解決力の育成
1.現実を数量的に把握するのが数論理能力です。
数量的に把握するとは、ものを良さや重さやかさや時間として、把握することです。
このことは、非常に観念的なことですので、知識として教え込むことは不可能です。
同様に、図形遊びで育成した能力を基礎に、空間観念・図形観念を育成することも、数論理能力の育成の範囲に入っています。
2.ピグマリオンでは、数認識のはじめから、数論理能力を創造力とともに養えるように、〈実感算数〉という方法を考え出して、指導しています。
その結果には、目を見張るものがあり、教える算数では想像 できない、本物の数論理能力が、短期間に確実に養成されています。
3.3歳前後ではじめれば、ほとんどの幼児が、3年間で、小学校2?4年の数論理能力を身につけることができます。
何度も書いていますように、小学校入学前に、せめて、小3程度の数論理能力、つまり、小3で必要とする能力で、世界を認識できる能力をもっておいてもらいたいのです。
それは、そのレベルの能力を育成する過程で同時に育つ、思考力・創造力があれば、低い能力しか育成できない学校教育に押しつぶされずにすむからです。
(4)〔言語能力〕の育成
1.以上の領域の能力を前提として、現実を言語的にとらえるのが、言語能力です。現実は、客観的には、存在しませんので、一人一人が、創造的に解釈する必要があります。
自分でみ、自分で感じ、自分で解釈したことを言語的に表現することが、言語能力なのです。
2.童謡・唱歌や童話・昔話を漢字交じり文でたくさん読むこと、年間100冊程度の本を読むこと、カルタやゲームなどにより、3?4歳からは、自分で本が読め、自分を取り巻く環境を言語的に理解する能力を高めることができます。
以上の能力の育成を、〈正しい指導方法〉でもって指導すると、確実に、着実に、マスターされることになります。
《ピグマリオンの指導方法》
ピグマリオンの心と能力づくりの教育が、効果をあげているのは、下記の指導方法によるところが大です。
以下に簡単な説明をおこないます。
(1)〈笑顔で〉指導しています
教師が芙類で接することにより、生徒も笑顔になり、楽しく学ぶ状態ができます。
楽しい気分でする学習は、脳内報酬系を刺激し、学習意欲と定着度を高めることになります。
学習することによって立派になることは、楽しく笑顔の出ることなのですから、芙頻で学習するのが当然です。
(2)〈全体を視野に入れるように〉指導しています
全体的にものごとを視野に入れて考えることが、正確な問題解決をおこなう唯一の方法です。
全体を視野に入れるだけで、随分多くのことが、自ずから解決されます。
最初から、自分流に解釈することは、間違いが多く、それゆえ意欲を減退させます。
生徒が自分の力で全体を視野に入れる方法を獲得できるように指導しています。
(3)〈学ばせる〉ようにしています
生徒が自分の力で学んだもの(獲得したもの)だけが能力になり、自信になります。
自信が意欲を生み、より高度な問題解決能力を培うのです。
学ぶ力は、創造と思考を生み、人間を高め続ける力となります。
また、学ばせるために、指導者も視点を同じ高さにして、同等の関係にならねばなりません。
先生と生徒というような旧来の上下関係を持ち込むと、人間力の中で最も大切な能力である、自由や思いやりややさしさが、生じなくなってしまう可能性があります。
〈4〉〈目的を指導する〉ことが大切です
目的に至るまでの道程を、分析的に教えて、一段一段と階段を登るような指導をしそはい、けません。
最初から、最後まで、目的を常に視野に入れた指導がなされなければなりません。
能力は、トータルなものです。
部分部分の積重ねが全体となることはないのです。
(5〉〈能力を高める〉ように指導しています
生徒の能力にあった内容で、生徒の能力を高める指導をしています。
教室側のカリキュラムや指導目標に生徒を当てはめてはいけません。
あくまでも、生徒の側にたった、生徒のペースに応じた方法が取られなければなりません。
指導の目的は、相手の能力を高めることなのです。



